本年4月1日に下記のとおりダイヤ改正を実施しますのでお知らせいたします。
1 本ダイヤ改正における背景と県営バスの対応
(1) 背景
人口減少や少子高齢化等の社会環境の変化や新型コロナウイルス感染症の影響等により、今後も路線バスを取り巻く環境は厳しいことが想定されています。
慢性的なバス運転士不足に加え、令和6年4月からの労働規制強化(2024年問題)に伴い、路線バスを運行することができる時間が減少することとなります。
(2) 県営バスの対応
これらの課題に対して、県営バスでは、利用ニーズの高い平日朝の通勤通学便への影響をできる限り抑制するため、「平日の夕方~夜間のダイヤ」「土曜日ダイヤ」「日曜・祝日ダイヤ」を重点的に見直しています。
これらの取組については、路線を維持していくために必要な取組であることをご理解くださいますよう、宜しくお願い申し上げます。
① 利用実態等を踏まえ、運行経路の変更や運行区間の短縮を行っております。
② ご利用の少ない時間帯における運行便数の見直し、また、ピーク時間帯においても利用実態を踏まえた集約化等による便数の見直しを行っております。
③ 深夜時間帯など最終便の繰り上げを行っております。
④ 長崎自動車(株)との共同経営方式の路線再編における、運行事業者の一元化等の見直しにより、県営バスの運行を終了する地区・区間がございます。
② ご利用の少ない時間帯における運行便数の見直し、また、ピーク時間帯においても利用実態を踏まえた集約化等による便数の見直しを行っております。
③ 深夜時間帯など最終便の繰り上げを行っております。
④ 長崎自動車(株)との共同経営方式の路線再編における、運行事業者の一元化等の見直しにより、県営バスの運行を終了する地区・区間がございます。
2 主な改正の内容
(1) 長崎市内線の主な改正内容
①「長崎駅前(交通広場)」への乗り入れ数を増やします。
商業施設等へのアクセス性や、鉄道との乗継利便性を向上するため、「長崎駅前(交通広場)」へ乗り入れるバスを増やします。詳しくは以下の「長崎駅前周辺バスのりば」をご確認ください。
②循環線の運行形態を見直します。
・循環線は、下図のように長崎駅前・中央橋を起終点とする運行形態に変更します。
・「西山台団地〜中央橋〜女の都団地線」「三原団地〜本原一丁目〜中央橋線」を新設します。
・長崎バスの「三川町〜本原一丁目〜新地中華街線」を廃止し、運行事業者を県営バスに一元化します。
③女の都方面の路線の経由地を一部変更します。
・女の都方面と中心部を結ぶ路線の経由地を次のとおりとします。
○女の都団地〜中心部:「本原一丁目経由」
○サニータウン〜中心部:「純心校経由 (土日祝は本原一丁目経由)」
○西崎団地〜中心部:「本原一丁目・ブリックホール経由」
④立山線の運行区間を短縮します。
・長崎バスの「立山線(目覚町経由)」を廃止し、運行事業者を県営バスに一元化します。
・県営バスの便数を増便し、1時間あたり1往復の運行頻度を確保します。
・立山線(目覚町経由)、浜平・立山線(諏訪神社経由)の発着地をいずれも長崎駅前(交通広場)に変更します。
⑤西山木場線の運行をミニバスに変更します。
・「長崎駅前〜水源池跡線」の区間を西山木場まで延伸します。
・「西崎団地〜中央橋〜西山木場」線は、昼間帯の運行を「西崎団地〜中央橋」に区間短縮します。
・これにより、西山木場方面の昼間帯はミニバスでの運行となります。
⑥風頭町〜夢彩都線の運行を終了します。
・県営バスの「風頭町~夢彩都線」を廃止し、風頭方面の運行事業者を長崎バスに一元化します。
・これにより、県営バスの以下のバス停を廃止します。
⑦立神線の通勤便の運行形態が変わります。
・昼間帯における県営バスの運行を終了し、長崎バスに一元化します。
・朝の通勤時間帯の旭大橋経由便については、経路を宝町経由に変更します。
・帰宅時間帯の運行経路を短縮し「立神〜旭大橋経由〜長崎駅前(交通広場)」とします。
⑧城栄町経由の路線を廃止します。
・朝夕の通勤時間帯のみ運行していた「女の都団地~城栄町経由~立神線」を廃止します。
・これにより、県営バスの以下の区間のバス停を廃止します。
⑨まちなか周遊バスの停車地に「長崎駅前東口」を追加します。
・長崎バスと共同運行を行っている「まちなか周遊バス」の停車地に「長崎駅前東口」を追加します。
⑩労働規制強化に対応するため最終便を繰り上げます。
・主な系統の最終便の時刻は次のとおりです。
方面 | 最終便の時刻 |
女の都方面 | (各方面へ)長崎駅前22:38発→女の都団地行き (中心部へ)女の都入口20:46発→中央橋行き |
西山台団地 (本原一丁目経由) |
(各方面へ)長崎駅前22:23発→西山台団地行き (中心部へ)西山台団地19:08発→中央橋行き |
西山台団地 (諏訪神社経由) |
(各方面へ)長崎駅前22:10発→フランシスコ病院前行き (中心部へ)西山台団地20:37発→長崎駅前行き |
三原台 | (各方面へ)本原一丁目19:21発→三原台行き (中心部へ)三原台19:31発→本原一丁目行き |
立山•浜平 (諏訪神社経由) |
(各方面へ)長崎駅前22:22発→浜平行き (中心部へ)浜平20:19発→長崎駅前行き |
立山•浜平 (目覚町経由) |
(各方面へ)長崎駅前19:40発→立山行き (中心部へ)立山19:17発→長崎駅前行き |
西山木場 | (各方面へ)長崎駅前20:58発→西山木場行き (中心部へ)西山木場19:23発→西崎団地行き |
網場方面 | (各方面へ)長崎駅前21:11発→網場•春日車庫前行き (中心部へ)八坂神社前20:40発→長崎駅前行き |
矢上団地方面 | (各方面へ)長崎駅前22:34発→矢上団地行き (中心部へ)矢上20:05発→長崎駅前行き |
つつじが丘方面 | (各方面へ)長崎駅前22:19発→喜々津駅前行き (中心部へ)矢上21:30発→長崎駅前行き |
(2) 長崎〜諫早線の主な改正内容
①長崎〜諫早線の昼間帯の運行区間を短縮します。
・昼間帯における「長崎駅前~諫早駅前・東厚生町」の区間を短縮し「長崎駅前~喜々津駅前」に変更します。
・この変更に伴い、新たに「喜々津駅前~諫早駅前」の系統を新設します。
(3) 諫早市内線の主な改正内容
①喜々津駅前〜諫早駅前線の系統を新設します。
・「久山台ニュータウン〜諫早駅前線」の区間を延長し、「喜々津駅前〜諫早駅前線」の系統を新設します。
②津水線の一部の便を延伸します。
・「東厚生町〜津水線」の一部の区間を延伸し、「東厚生町〜諫早営業所線」の系統を新設します。
③飯盛線を乗り継ぎしやすい時刻へ変更します。
・「東厚生町〜飯盛団地線」について、「長崎駅前〜江の浦線」との乗り継ぎの接続性を考慮した時刻へ変更します。
④小長井線の運行頻度を見直します。
・「諫早駅前〜小長井線」を、概ね1時間あたり1往復となるよう、便数・時刻を変更します。
⑤多良見大浦線の運行が平日のみとなります。
・「諫早駅前〜大浦線」「東園〜大浦線」を平日のみの運行に変更します。
⑥中核団地への通勤便の運行経路を変更します。
・諫早中核団地への通勤需要に対応するため、朝の通勤時間帯の「諫早駅前〜中核団地線」を競技場北口経由に変更するなど、運行経路や時刻を変更します。
(4) 高速シャトルバス
①高速シャトル(諫早線)
・利用実態を踏まえ、平日の朝と夕方の運行時刻を変更します。
・土曜・日祝の昼間において、諫早発の便を1便減便します。
②高速シャトル(大村線)
・土曜・日祝の昼間において、大村発の便を1便、長崎発の便を3便減便します。
(5) その他の路線
・このほかの路線についても、時刻の変更などを行なっています。
・路線ごとの時刻表については、「路線別主要バス停時刻表」をご確認ください。
・また、ホームページの「時刻運賃検索機能」でも、時刻を検索いただけます。
3 路線廃止に伴う定期券の特例払戻について
県営バスの路線廃止等に伴い、利用できなくなる定期券・プラチナパス65・免許返納者パスについては、以下の方法での特例払戻を行います。
①特例払戻の期間
令和6年4月1日から令和6年4月30日まで
特例払戻の対応窓口
・長崎ターミナル(095-826-6221)
・諫早ターミナル(0957-22-1374)
・東長崎営業所(095-838-3107)
・長与営業所(095-844-7131)
・長崎ターミナル(095-826-6221)
・諫早ターミナル(0957-22-1374)
・東長崎営業所(095-838-3107)
・長与営業所(095-844-7131)
②特例払戻の対象
・通勤通学定期券(再編によって利用できなくなる路線の定期券)
・プラチナパス65
・免許返納者パス
③払戻額の計算方法
・通勤通学定期券は、解約日を4月1日に遡り有効期限の残日数に応じた額を払い戻します。
・プラチナパス65・免許返納者パスは、払戻日からの残日数に応じた額を払い戻します。
ダイヤ改正に関するお問合せ:長崎県営バス乗合課 095-822-5142